「東芝 トルネオV コードレス VC-CL200」は東芝が販売するコードレス掃除機です。
一部の付属品を省略して価格を抑えた下位機種。軽く頑丈な「グラスファイバー素材」を採用。従来比で400グラム軽い1.9キロを実現。「ゴミ残しまセンサー」を搭載しています。
後継機種は「東芝 トルネオV コードレス VC-CL300」です(2016年9月発売)
目次
製品情報
東芝 サイクロン式コードレスクリーナー(グリーン)【掃除機】TOSHIBA TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス) VC-CL200-G
「東芝 トルネオV コードレス VC-CL200」は、東芝グループの「東芝ライフスタイル株式会社(本社:東京都青梅市)」が販売する充電式コードレスクリーナーです。
「バーティカルトルネードシステム」と名付けられた本格的なサイクロン機構を搭載する「TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス)」シリーズの2015年モデル。
「VC-CL200」と「VC-CL200」の2モデルがラインナップされていますが、こちらの「VC-CL200」は付属品の一部を省略した下位グレード製品です。
本体カラーは「ダークメタリック(H)」「グリーン(G)」の2種類。付属品は「すき間ノズル、丸ブラシ、お手入れブラシ」の3点です。
本機のバッテリー(CL1-P)は消耗品であり運転時間が著しく短くなったら交換する必要があります。バッテリー交換の目安は「満充放電2,000回」です。交換は購入した販売店か東芝の相談センターに依頼してください(ユーザーが自分で交換することはできません)
VC-CL200のおすすめポイント(長所・メリット)
- 機能・性能は上位機種「VC-CL1200」と同じ
- 非常に軽い(本体・パイプ・ヘッドの合計で1.9キロ)
- 吸引力が落ちにくいフィルターレスサイクロン搭載
- 見えないゴミを検知する「ゴミ残しまセンサー」
VC-CL200の欠点・注意点(短所・デメリット)
- 使用時間が短い(最大約25分)
- 充電時間が長い(約5時間)
- 集じん容積が小さい(0.2L)
- 自立機能がない(収納にスタンドが必要)
- 付属品が少ない(合計3点)
東芝 トルネオV コードレス VC-CL1200との違いを比較
上位モデル「東芝 トルネオV コードレス VC-CL1200」と「VC-CL200」の違いを比較してみましょう。
主な違いは「本体カラー」「付属品」です。他の機能・性能については2機種とも共通仕様であり違いはありません。
本体カラー
本機の色は「ダークメタリック」と「グリーン」となっており、おそらく独身・単身者や男性ユーザーを意識したカラーリングなのだと思われます。
付属品
付属品は「充電台」「すき間ノズル」「丸ブラシ」「お手入れブラシ」の4点です。上位モデルに付属する「ふとん用ブラシ」「洋服布用ブラシ」「付属品用ホース」「応用付属品用収納バッグ」は省略されています。
東芝 トルネオV コードレス VC-JCL30 ジャパネットたかたモデルとの違いを比較
2016年9月に発売される「東芝 トルネオV コードレス VC-JCL30 ジャパネットたかたモデル」と「VC-CL200」の違いを比較してみましょう。
「VC-JCL30」は2015年型トルネオVコードレス(VC-CL1200・VC-CL200)をベースに開発された派生モデルで通販大手の「ジャパネットたかた」だけで購入できる限定商品です。
主な違いは「本体カラー」「付属品」となっており機能・性能は「VC-CL200」と共通仕様です。
「VC-JCL30」の本体カラーは「シャイニーレッド」の1種類となります。また付属品は「付属品用ホース、すき間ノズル、丸ブラシ、お手入れブラシ」の4点です。
東芝 トルネオV コードレス VC-CL100との違いを比較
2014年モデル「東芝 トルネオV コードレス VC-CL100」と「VC-CL200」の違いを比較してみましょう。
主な違いは「デザイン」「サイズ」「重量」「モーター」「ファン」「バッテリー」「使用時間」「集じん容積」「回転ブラシ」「延長管」「ゴミ検出機能」「運転時間」「電源コード」「付属品」です。
デザイン
2014年型の「VC-CL100」は、1台で「スティック型・ハンディ型・ショルダー型」として使える「3WAYタイプ」デザインを採用していました。しかし2015年型の「VC-CL200」は「伸縮ホース」「ショルダーベルト」を廃止して「スティック型・ハンディ型」の「2WAYタイプ」に変化しています。
サイズ・重量
スティック時のサイズは、幅が1.4センチ、高さが6ミリ大きくなりました(長さは変更なし)。重量については、本体・延長管・ヘッドの合計質量となる「標準質量」が従来品より400グラム軽い「1.9キロ」となっています。
これは本体・ヘッド・延長管に軽く丈夫な「グラスファイバー素材」が採用された結果です。またモーターとバッテリーをハンドルの前後に配置してバランスも向上しているそうです。
モーター・ファン
ネオジウム磁石採用の「ブラシレスモーター」は改良により回転数が毎分最大10万回から11万回に向上しています。また新開発の「ハイブリッド3Dターボファン」を搭載することで吸引力が高まっています。
バッテリー
バッテリーは従来品と同様に「リチウムイオン電池」を採用しています。しかしバッテリー寿命(充放電回数)は従来品の約2,100回から約2,000回に減少しています。
使用時間
従来品には「標準モード(約20分)」と「強モード(約8分)」の2種類がありました。「VC-CL200」のモードは「自動モード(約6~20分)」「強モード(約6分)」「セーブモード(約20~25分)」の3種類に増えており、後述するゴミ検出機能と組み合わせて最長約25分の連続運転に対応しています。
集じん容積
ダストカップの集じん容積は設計変更が影響したのか、従来品の0.25リットルから0.2リットルに減少しています。
回転ブラシ・延長管
回転ブラシの素材には、絨毯・フローリング・畳など種類が異なる床質に対応するため、新開発の「トリプルファイバーブラシ」が採用されました。また延長管の内径は従来品の約28ミリから約24ミリに変更され、延長管の吸込口の風速を高めています。
ゴミ検出機能
2015年型には「ゴミ残しまセンサー」と呼ばれるゴミ検出機能が搭載されています。これは延長管に「赤外線センサー」を内蔵しており通過する空気にゴミが含まれるとハンドルのランプが点灯します。ゴミがなくなると消灯するので見えにくい場所もセンサーを頼りに掃除できます。
また「ゴミ残しまセンサー」は各モードと連動しており、「自動モード」ではゴミの量が多い場合、自動的に「強モード」に切り替えます。また「セーブモード」ではゴミの量に合わせて吸引力を自動コントロールしバッテリーを長持ちさせます。
付属品・電源コード
付属品は、従来品の「ショルダーベルト」が廃止され、代わりに「丸ブラシ」が追加されています。また「充電台」の電源コードが長さ2メートルから1.8メートルに変更されました。
感想・評価
こちらの「トルネオV コードレス VC-CL200」は2015年型「トルネオV コードレス」シリーズの下位モデルです。
上位モデル「VC-CL1200」との違いは本体カラーと付属品だけなので、各種アタッチメントが不要なのであれば、こちらの「VC-CL200」を選んでも全く問題ないと思います。
ただし価格差は約5,000円なので「ふとん用ブラシ」「洋服布用ブラシ」「付属品用ホース」「応用付属品用収納バッグ」が必要な人には上位機種をおすすめします。
製品仕様
発売年月 | 2015年3月 |
メーカー | 東芝 |
型番 | VC-CL200(H) ダークメタリック VC-CL200(G) グリーン |
JANコード | 4904550957486(ダークメタリック) 4904550957493(グリーン) |
ノズルタイプ | 軽量パワーヘッド(モーターヘッド) |
集じん方式 | バーティカルトルネードシステム(サイクロン式) |
集じん容積 | 0.2L |
サイズ | スティック状態:幅22.4センチ*奥行き21.3センチ*高さ106センチ 収納状態1:幅33センチ*奥行き28センチ*高さ79.4センチ 収納状態2:幅28センチ*奥行き28センチ*高さ86センチ |
重量 | 標準質量:1.9キロ |
使用電池 | リチウムイオン電池 |
連続使用時間 | 自動:約6~20分間 強:約6分間 セーブ:約20~25分間 |
充電時間 | 約5時間 |
消費電力 | - |
吸込仕事率 | - |
運転音 | - |
付属品 | 充電台、すき間ノズル、丸ブラシ、お手入れブラシ |