「シャープ FREED EC-SX520」はシャープ株式会社が販売するコードレス掃除機です。
高機能ヘッド・赤外線ゴミセンサー・プラズマクラスターを搭載する上位機種。軽い力でヘッドが走る電動パワーアシスト機能「e-ドライブ」を採用。バッテリーが2個付属します。
「シャープ FREED EC-SX520」の実売価格は53,000円前後です。
目次
製品情報
シャープ コードレスサイクロン掃除機 POWER CYCLONE FREED ピンク EC-SX520-P
「シャープ FREED EC-SX520」は「シャープ株式会社(本社:大阪府堺市)」が販売するコードレスサイクロン掃除機です。
2016年型「FREED(フリード)」シリーズの上位モデル。高機能ヘッド、赤外線ゴミセンサー、プラズマクラスター機能、豊富な付属品などが特長です。
本体カラーは「ピンク系(-P)」「イエロー系(-Y)」です。付属品は「コンパクトふとん掃除ヘッド」「ベンリブラシ」「スタンド用フック」「充電器」「バッテリー(2個)」「延長ホース」「2段伸縮すき間ノズル」の7点です。
また別売オプションとして「バッテリー BY-5SB(税別8,000円)」が用意されています。適用機種は「EC-SX520/320/310/210/200」となります。
EC-SX520のおすすめポイント(長所・メリット)
- 強力な自走機能
- 赤外線ゴミセンサー搭載
- バッテリーが2個付属する
- コンパクトふとん掃除ヘッドが付属
- 自立機能(スタンドなしで立てられる)
EC-SX520の欠点・注意点(短所・デメリット)
- 好みが分かれる本体カラー
- 集じん容積が小さい(約0.2L)
シャープ FREED EC-SX320との違いを比較
下位モデル「シャープ FREED EC-SX320」と「EC-SX520」の違いを比較してみましょう。
主な違いは「本体カラー」「サイズ」「重量」「ヘッド」「赤外線ゴミセンサー」「プラズマクラスター」「バッテリー」「使用時間」「付属品」です。
本体カラー
本体カラーは「EC-SX520」が「ピンク系(-P)」「イエロー系(-Y)」です。下位機種の「EC-SX320」は「レッド系(-R)」「ブルー系(-A)」です。
サイズ
サイズは「EC-SX520」が「幅237*奥行212*高さ1038mm」、下位機種の「EC-SX320」は「幅221*奥行213*高さ1011mm」となっており、幅と高さは「EC-SX320」のほうが小さくなっています。
重量
重量は「EC-SX520」が「標準質量2.4kg」、「EC-SX320」は「標準質量2.1kg」となっており、「EC-SX520」のほうが約300グラム重いことになります。
ヘッド
最も大きな違いはヘッドです。「EC-SX520」のヘッドは電動パワーアシスト「e-ドライブ」と「高圧吸引ノズル」「壁際バンパー」を搭載しています。一方で「EC-SX320」は従来品と同じヘッドとなります。
電動パワーアシスト機能「e-ドライブ」は言わばヘッドの「自走機能」です。
他社の自走機能は「回転ブラシ」がタイヤの代わりとなってヘッドを前進させるのですが、こちらの「e-ドライブ」は吸込口の裏面に「パワーアシスト専用モーター」と「走行車輪」(画像の黄色いタイヤ)を備えており強力なアシスト性能を発揮します。
これによりハンドルに軽く手を添えるだけでヘッドがぐんぐん前に進みます。また走行車輪をヘッドの中心に配置することでバランスが良くなり、テーブルの脚など狭い場所でも小回りが利いてスムーズに動かせるそうです。
高圧吸引ノズルは、吸込口の吸引部をスリット状に絞ることで内部の圧力を高めています。2015年型の「EC-SX310」は吸引部の風速が約50kmでしたが、「EC-SX520」は時速約100kmになり約2倍に高速化されました。
壁際バンパーはヘッドの前方に設置された軟質素材のバンパーで、壁に押し付けると壁とヘッドの密閉性が高まり、壁際のゴミを吸い取りやすくなります。
赤外線ゴミセンサー
赤外線ゴミセンサーはゴミの量を検知して吸引力を自動調整する機能です(自動モード選択時)。ゴミを検知すると上面にあるオレンジ色の「ゴミセンサーランプ」が点灯します。ゴミの量が多い時は「2回点滅後に点灯」して吸引力を強くします。ゴミが少なくなると「消灯」して吸引力を抑えます。
プラズマクラスター
プラズマクラスター機能は、ダストカップ内部に「プラズマクラスターイオン」を放出して約85%の静電気を除去します。ダストカップにゴミが付着するのを抑えられるので、お手入れの手間を少なくして清潔に使用できます。
バッテリー・使用時間
バッテリーは「EC-SX520」に2個、「EC-SX320」に1個同梱されています。
使用時間は「EC-SX520」も「EC-SX320」も「標準モード:約30分 自動モード:約20分 強モード:約8分」ですが、「EC-SX520」にはバッテリーが2個付属するので交換しながら使用すると「標準モード:約60分 自動モード:約40分 強モード:約16分」となります。
付属品
付属品は「EC-SX520」が合計7点です。一方「EC-SX320」は「コンパクトふとん掃除ヘッド」「ベンリブラシ」「スタンド用フック」「充電器」「バッテリー(1個)」「すき間ノズル」の6点となっており、「延長ホース」「2段伸縮すき間ノズル」の2点が省略されています。
シャープ FREED2 EC-SX310との違いを比較
2015年モデル「シャープ FREED2 EC-SX310」と「EC-SX520」の違いを比較してみましょう。
主な違いは「本体カラー」「サイズ」「重量」「ヘッド」「赤外線ゴミセンサー」「プラズマクラスター機能」「スタンバイ機能」「運転モード」「バッテリー」「使用時間」「付属品」です。
本体カラー
本体カラーは「EC-SX520」が「ピンク系(-P)」「イエロー系(-Y)」、「EC-SX310」は「ゴールド系(-N)」「レッド系(-R)」となっています。
サイズ
サイズは「EC-SX520」が「幅237*奥行212*高さ1038mm」、「EC-SX310」は「幅238*奥行213*高さ1011mm」です。
重量
重量は「EC-SX520」が「標準質量2.4kg」、「EC-SX310」は「標準質量2.1kg」となっており「EC-SX520」のほうが約300グラム重くなっています。重量の差はヘッドの違いが影響しています。
ヘッド
「EC-SX520」のヘッドは電動パワーアシスト「e-ドライブ」と「高圧吸引ノズル」「壁際バンパー」を搭載しています。「EC-SX310」のヘッドも自走アシスト機能と壁際吸込み機能を搭載していますが「EC-SX520」ほど強力ではありません。
赤外線ゴミセンサー・プラズマクラスター機能・スタンバイ機能
さらに「EC-SX520」は新機能として「赤外線ゴミセンサー」と「プラズマクラスター機能」「スタンバイ機能」を搭載しています。
スタンバイ機能は、掃除を中断したい時に本体を立てると自動的に一時停止する機能です。本体を倒すと運転を再開するので毎回電源ボタンを押す手間が省けます。
運転モード
運転モードは「EC-SX520」が「自動モード/標準モード/強モード」の3種類です。通常は自動モードを使用しますが、最大の吸引力で掃除したい時は強モード、マットやラグなど吸引力を抑えて掃除したい時は標準モードを使用します。一方で「EC-SX310」は「自動モード/強モード」の2種類を搭載しています。
バッテリー・使用時間
バッテリーは「EC-SX520」が2個、「EC-SX310」には1個が付属します。「EC-SX520」はバッテリーを交換しながら使えば最長約60分間の長時間使用が可能です。
使用時間は「EC-SX520」が「標準モード:約30分 自動モード:約20分 強モード:約8分」、「EC-SX310」は「自動モード:約10~30分 強モード:約8分」とされています。
付属品
付属品は「EC-SX520」が合計7点です。「EC-SX310」は「2WAYベンリヘッド」「ベンリブラシ」「すき間ノズル」「スタンド用フック」「付属吸込口収納スタンド」「バッテリー(1個)」「充電器」となっています。
感想・評価
こちらの「シャープ FREED EC-SX520」は2015年型の「FREED2(フリードツー)」シリーズを発展させたマイナーチェンジ品です。
従来品と同じ「マジックバランス」デザインを採用。モーター・サイクロン・フィルター・バッテリー等の主要コンポーネントは共通であり大きな変化は見られません。
しかしヘッドの自走機能が大幅に強化され、赤外線ゴミセンサーとプラズマクラスター発生装置を搭載するなどパワーアップしています。またバッテリーが2個付属するのも見逃せないポイントです。
「EC-SX520」の実売価格は53,000円前後です(2016年8月時点)。下位モデルの「EC-SX320」は36,000円前後なので17,000円の価格差がありますが、バッテリーや延長ホースが付属することも考えるとお得だと言えるでしょう。
製品仕様
発売年月 | 2016年5月 |
メーカー | シャープ |
型番 | EC-SX520-P(ピンク系) EC-SX520-Y(イエロー系) |
JANコード | 4974019886183(ピンク系) 4974019886190(イエロー系) |
ノズルタイプ | 電動パワーアシストヘッド |
集じん方式 | 遠心分離サイクロン |
集じん容積 | 約0.2L |
サイズ | 本体サイズ:幅237*奥行212*高さ1038mm |
重量 | 標準質量(吸込口・パイプ・本体・バッテリー含む):約2.4kg |
使用電池 | リチウムイオン電池 18V |
連続使用時間 | 標準モード:約60分(約30分*バッテリー2個) 自動モード:約40分(約20分*バッテリー2個) 強モード:約16分(約8分*バッテリー2個) |
充電時間 | 約80分 |
消費電力 | 充電中:約40W 充電完了後:約0.5W |
吸込仕事率 | - |
運転音 | - |
付属品 | バッテリー(2個)、充電器、コンパクトふとん掃除ヘッド、2段伸縮すき間ノズル、延長ホース、ベンリブラシ、スタンド用フック |